2007年7月24日火曜日
塾講師

以前、知り合いに頼まれて急遽塾講師のアルバイトをする機会があった。
しかも急遽も急遽でたった一日だけの、いい言い方をするなら"助っ人"である。

その塾というのがまた変わっていて、講師1人に対して2〰3人の生徒の個別指導という方針で、黒板を使っての授業形式とは違った教育方針で行うものである。

まぁ、講師も様々なら生徒も様々で面白い。
講師としては、給料を減額されたから齢40を過ぎるにも関わらず、転職を考えてホストの面接に行ったが落とされたという至極全うな結果に首をかしげるような人がいるぐらい変わっている例が挙げられるような塾である。
(しかし、不思議なことにこういう変人が教え方が非常に上手だったりするから不思議である)

いきなり急遽でバイトに入ったにも関わらず、知り合いのツテということもあったのか、15分程の説明を受けただけでいきなり
「じゃ、お願いします」
てな具合で生徒を見ることになった。

千差万別。
教育というものがこれほどまでに奥が深いものだとは思わなかった。

口を殆ど利いてくれない真面目な子
頭の回転は非常に早いが勉強する意識が低く反抗心丸出しの子
指示を出したものはとことん丁寧にこなすが、非常に時間の掛かる子
ものすごく成績は悪いが、舌を巻くほど勉強に対してひたむきな子

等、様々でなかなかおもしろい。
結局人というのは(特に子供の段階では)薄皮一枚でバカにも天才にもなることが出来るということがよく分かった。

この薄皮をどうやって剥くかというのは非常に繊細で緻密な作業で、経験則に基づく"大人"のしてやれるほんの小さなお節介がソレだと思った。
薄皮の剥ぎ取り方によっては歴史に名を刻むよう大物にも犯罪者にもなれるから不思議だ。

子を持つ親の心理としては、当然犯罪者・・・・ではなく、その対極であってほしいと願うもので、必然的に力が入ってしまうものだろう。
だからこそ、学校教育にケチをつけたり塾に通わせたりと忙しい日々を送っている親御さんが世にどれだけいるかっつー話になると思われる。



その前に・・・・・ね。

外に頼る前に・・・・・ね。


先ず根本的なことは家庭内でのしつけ。
これないと話ならないから。
共働きでしつけなんかに時間かけれない!
それどころか給食費だって払えない!


なーんて強く訴えかける人は
・ブランドもので身を固めてませんか?
・ローンで外車の高いの乗ってませんか?
・子供さんゲーム機・ソフト類沢山買い与えてませんか?

ちょーっと矛盾してますよね?
愛あればこそ、自分を律するべきでしょ。
と思う今日この頃です^^



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