2007年7月17日火曜日
ルジンの問題

私が、サラリーマンとして非常に未熟でもがいていた時、極悪人かと思える人間が存在した。

親父だ。


この親父、いつもの私とは様子が違うことを察したのか、突然こんなことを言い出したのだ。
「おい、これ見てみろ」
















「これはなぁ、辺の長さが全て異なる正方形を敷き詰めて正方形にするって問題で、今までに見つかっている最小の正方形の辺をなす解答がこれだ。もしこれより最小の解を探すことが出来たら世界的な発見だろうなぁ・・・。」





見ると、正方形の辺の種類はそれぞれ
2,4,6,7,8,9,11,15,16,17,18,19,24,25,27,29,33,35,37,42,50
の21種類で一辺が112の正方形をなしている。

そこで私に邪な考えが浮かんだのは言うまでもない。
『ふーん。規則性もないきたない配置条件みたいだし、これで最小の正方形見つけたら金持ちになれんじゃねぇの?』

即刻、Excelのセルを正方形にして112×112の枠を作成し、辺の種類を発見されてしまっている21種類から順に20,19,18,17・・・・という具合にパターン分けして規則性を探す作業にあたった。

猪年で理系の気性がどうもいけない。
加えてバカのため、すぐに脳の回路がショートしそうになるのだ。

こりゃーいかん!
これは助っ人を頼もう!
小学生の頃からの付き合いがある友人3人に経緯を話したところドン引き。

『こいつはいよいよ頭がおかしくなった』
という目しか向けようとしないこの虚しさたるや、qwerty舌に尽くしがたいものがあるのは御理解いただけるだろうか。

とにかく、もがくだけもがいた4日後、いよいよその極悪人が打って出たのだ。

「おぃ。お前のそのパズルな、長方形分割問題で検索してみろ」


検索して特に分かりやすかったのは以下のサイト
■ルジンの問題 - Wikipediahttp://ja.wikipedia.org/wiki/ルジンの問題

■キルヒホッフにもいろいろあるらしい
http://www.lcv.ne.jp/~hhase/essey/essey027.html


電気回路と抵抗に見立ててこの問題を解決するというアイディアなど、小僧の私にわかるはずもなく。
発見したのはハーバードかMITのような賢い大学生4人組みだそうで。(親父情報なので不確かです)

発見できる訳ねーだろ!!!
と思っていると

やはり世の中には猛者がいますね。

■幾何学の難問に電気回路で挑戦
http://www-lab15.kuee.kyoto-u.ac.jp/~t-naka/resistor/resistor3.html

■Perfect Square Dissection -- from Wolfram MathWorldhttp://mathworld.wolfram.com/PerfectSquareDissection.html

■21は OOだから 縁起のいい数字だ というなにか 強引なこじ付けが 欲しいので... - Yahoo!知恵袋http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q108832590







いちぬけたっっっっ!


#すなわちこの極悪人が言いたかったのは、組織の一員として働く様々なタイプのサラリーマンの調和を取りながら動くというのはそんなに一筋縄ではいかないから、そんなに一人息巻いても仕方が無いだろうがこのバカ息子がっ!ということが言いたかったようです。
てかはよ言え!!



1 コメント | コメントを書く

1 コメント:

トンボ さんのコメント...

とりあえず一発目だし。コメントテスツ

2007年7月19日 18:31